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カルフォード...これから
CATEGORY : [■カルフォード] 2006/04/07 23 : 29
公子が家を出た理由として一番大きいのは、「兄に公位をついでもらうため」ということです。
色々言われてはいるものの、彼自身に公位を継ぐ気は全くありません。
だけど周囲はそうは見てくれず、事あるごとに彼を押し上げようとしています。
そんな状況を兄が面白く思うはずも無く、仲の良かった兄弟の溝も次第に深まっていきました。
いずれ兄が無事に公位を継いだとしても、何らかのしがらみはきっと残る。
兄にこれ以上煩わしい思いをさせたくない。そう思ったのも理由の一つでした。

幼い頃からの夢はただ一つ。「兄の補佐をすること」で、それが消えてしまった今となっては、何をしたらいいのか分からないというのが現状。
先の見えない状況だけど、公室にはもう戻るつもりはありません。
そのうち落ち着いたら、家族に会いに戻りたいとも思っているけど、そのまま公居に落ち着くということはおそらく無いと思います。
公子頑固です。一度決めたらかたくなに自分の意見を変えようとしません。

公子にとって一番の泣き所は公女様。
彼女との仲は何を置いても秘密にしておかなければなりません。
このことが知れたら、第一公子派にしろ第二公子派にしろ、彼を思い通りにするために公女を人質に取る―――ということもありうるワケで。
だから絶対に、知られるわけにはいかないのです。

安全策をとるならば、公女に逢いに行ったりしなければいいのですが。
10年想い続けてやっとで実った恋。そう簡単に割り切れるはずも無く。
だから結構ちょくちょく逢いに行ってるのかも。無論細心の注意は払ってはおりますが。
だけどもし、公女の身が危険にさらされるようなことになったとしたら、相手が尊敬する兄であろうとも愛する国であろうとも全てを敵に回しても辞さない覚悟でいます。
例えその先に待っているものが破滅のみだとしても。

とはいえ基本的には争い事も揉め事も極力避けたい人なので。
できればこのまま、何事も無く過ぎていけばいいと切に思っています。
兄が無事公位を継ぐまでは、何が何でも逃げきるつもりで。
臆病者だとそしられてもいい。公家の歴史から抹消されることになったとしても構わない。
ただ、今までのように平和な国であってくれること、それだけを望んでいます。
叶うならばどこかで公女と静かに暮らしたい。
今はただ、その二つだけが公子の願いです。
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